春の薬草「ヨモギ」薬草と聞いて真っ先に思いつくヨモギ。
血流改善や血液浄化などに役立てられてきた「血」と関わり深い薬草です。
ヨモギを薬草として活用するのは日本だけではありません。
ヨーロッパでも古くからハーブとして大切に活用されてきました。
西洋での名前は「マグワート」別名“ハーブの女王”とも呼ばれ、冷え性など女性に多いお悩みを解決するハーブです。
マグワートの“マグ”はビールジョッキのこと。
その昔、ホップの代用品としてマグワードがビールの香りづけに使われていたそうです。
ヨモギはまだ寒い時期に新芽を出します。
この時期、滋賀の田舎では若い新芽を採ってきてヨモギ餅を作ります。
最近は一年中食べられますが、草餅で春を感じる方も多いのではないでしょうか。
春先のヨモギは柔らかくてアクが少なく食用に向いています。
ですので食べるならお早めに。
ただ、とっても重要な注意点があります。ヨモギの新芽は毒草と間違えることがしばしば。
はっきり分からない場合は絶対に食べないように!
慣れるまでの薬草採取は詳しい人と同行することをおすすめします。